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書評 8/30 (読書な話題)
・偽りのドラグーンIV
 著:三上延 刊:電撃文庫


 個人的評価 中の上

・あるいは現在進行形の黒歴史 ―殺戮天使が俺の嫁?―
 著:あわむら赤光 刊:GA文庫


 個人的評価 下の上

・月見月理解の探偵殺人3
 著:明月千里 刊:GA文庫


 個人的評価 下の上

・這いよれ! ニャル子さん5
 著:逢空万太 刊:GA文庫


 個人的評価 中の下

・氷結鏡界のエデン4 天上旋律
 著:細音啓 刊:富士見ファンタジア文庫


 個人的評価 中の中

・幻想譚グリモアリスVI かくてアダムに祝福を
 著:海冬レイジ 刊:富士見ファンタジア文庫


 個人的評価 下の上

・H+P(7) ‐ひめぱら‐
 著:風見周 刊:富士見ファンタジア文庫


 個人的評価 下の中

ネタバレありのレビューは↓で。
・偽りのドラグーンIV
 著:三上延 刊:電撃文庫


…あれ、アダマス実は可愛くねえ? クリスの一挙手一投足に踊らされるところとか萌えねえ?
とか考えていたら「目を覚ませ!」とか殴られそうですが。無自覚ボクっ子に振り回されるキャラとしていい味出してると思うんですよ。クリスにときめいて怒りを忘れたり、直後に他の男(=ジャン)と話しているのを見て妙に嫉妬したり。これで行動が独善的、かつ自己保身的で、悪役にしか見えない内心を吐露さえしてなければ。それじゃ別キャラですねそうですね。

ヴィクトルからもたらされた情報を元に救援に向かったジャンたちが、帝国の侵攻で置き去りにされた子供たちを救うため、敵の勢力圏に潜入し、なんとか救い出そうとする、というのがメインストーリー。救出対象がかつてクリスの亡命を手伝った人物で、クリスの秘密がばれそうになって慌ててるのを見て楽しむ話です。多分。
一番の見所は「スカートが可愛くてはしゃいでたクリス」なのは間違いないはず。

今巻のテーマは「嘘」ということになるのでしょうか。クリスが性別を偽っていることを非難するニール自身が、最後までずっと嘘を吐き続けて子供たちを守ったというのは、なかなか考えさせられる展開です。
そしてクリスの嘘がばれる前に、ジャンの嘘が露呈。アダマスは先にクリスにたどり着くのかなと思っていましたが、ジャンが先でしたね。生きていたヴィクトルとの再会があった以上、ジャンの嘘をばらさないわけにはいかなかったということでしょう。

ジャンとヴィクトルの再会は、戦場だということもあってちょっとあっさり目。ヴィクトルが祖国を裏切った理由は、表面だけは語られましたが、まだ謎のまま。この辺は次辺りで明らかになってくれるでしょうか。あと順番的にクリスの性別バレも起こってくれるはず、と期待します。


・あるいは現在進行形の黒歴史 ―殺戮天使が俺の嫁?―
 著:あわむら赤光 刊:GA文庫


厨二病全開で、毎晩徹夜で妄想ノートを書き溜める妹を持つ、常識人の少年・英二の元に、ひょんなことから妹・楓子の痛い妄想をそのまま現実にした少女たちが現れ、痛設定全開で戦う黒歴史バトルに巻き込まれていく、現代ファンタジーコメディ。

妄想が現実に、というストーリーは最近よく見られますが、今作は具現化したのが主人公ではなく妹の妄想で、主人公英二は至って常識的な一般人、というところが特徴でしょうか。そのため、コメディシーンでは、楓子らが放つ厨二病的な設定の数々に、英二が一般人視点でツッコむのが基本となっています。

ストーリーのメインは、厨二秒な上に病的なブラコンの楓子と、クーデレ担当のマリスを相手にした、暴走気味のラブコメになるのですが、ややラブコメ&日常描写が多すぎる気はします。設定を乗っ取った幽霊たちがニュースで報道されるような事件を起こしているのに、「もっと力を使ってくれないと探知できない」という理由で、捜索活動すらしないのは、ちょっとマリスのキャラ的にどうかなぁと。ニュースになった場所を探し回りつつラブコメする方が自然かなと思います。

一応中盤とラストにバトル分もありますが、あっさりした描写&展開で、この辺りは少し物足りないかも。能力の穴をついて戦うというのは、能力バトルの王道ですが、それにしても穴が大きすぎるというか。

後書きでもあるとおり、既刊シリーズの「無限のリンケージ」とは雰囲気ががらっと変わった一作で、コメディとシリアスのバランスにちょっと苦労しているのかも。今のところ、「無限~」の○○のような魅力的なヒロインが不在ですが、マリスの成長か楓子の変化で補えるでしょうか。ロザリンド様は……珍しくボクっ子なのに萌えなかったというか、正直どうでもいいというか。


・月見月理解の探偵殺人3
 著:明月千里 刊:GA文庫


8月刊行なので水着回。…本筋は「とある南の島にある月見月家の別荘に招かれたれーくんたちが、月見月の異能者が起こす殺人事件に巻き込まれる」というものなので、水着回というのは語弊があるのですが。

見るものを殺人鬼に変えてしまうウィルス的能力を持つが故に、厳重な設備で監禁されている月見月悪夢を、脱走させる依頼を受けた理解が、れーくんと共に脱走計画を実行したものの、依頼人に裏切られて悪夢は殺され、ウィルスに犯された何者かの殺人の恐怖に怯える、という展開です。
過去2巻ではゲーム的な仕組みがストーリーに組み込まれていましたが、今回はそういったものはなく、単純な密室物となっています。やっぱりゲーム要素がないと少し寂しいですね。
事件自体も、読者に与えられる推理材料が乏しく、れーくんが頑張って真相にたどり着くのを意味も分からずに眺めているだけ、という形になっていて、やや不満の残る出来。ラストの「悪夢と水無月さんが実は双子で、黒幕は理解」設定については、それまでの伏線から気付くことはちょっと出来ないですし。

ゲーム小説ではなく、推理物としても中途半端という、ちょっと困る内容でした。交喙の水着挿絵が一番の見所だったのでは。いや、真面目な話ですよ?


・這いよれ! ニャル子さん5
 著:逢空万太 刊:GA文庫


アニメ化で一番心配なのは、ベッドの下に転がっていたピピンアットマークがちゃんと描写されるかどうかということです。それさえちゃんと見せてくれればもう何も言わないよ!

ということで、いつの間にかGA文庫看板シリーズになった這い寄る混沌様たちの宴、第5段。今度は図書館から禁書が盗まれて図書館戦争勃発とか、ハス太実は最強キャラだったのが判明とか、そんな話です。
パクリネタが素敵な逢空氏にこのジャンルをやらせたら、色々暴走するのは至極当然なわけで、早速「邪神様のメモ帳」とかいうネタが登場し、しかも物語の重要な伏線となったりする有様です。大丈夫かしらこれ。今更ですけど。

ただ、今回は「邪神様~」以外はパワーダウンした感じで、ネタも後付設定に対するセルフツッコミが多かったように思えました。1回や2回やるのはいいんですけど、こう何度も「後付だろ!」とツッコミが続くと、食傷気味になっちゃいますね。逆に、以前出したクトゥルフネタを後付ツッコミと共に書き換えて、ネタの枯渇を補っているのかもしれませんけど。

それと、前巻でちゃんと理由がつけられたせいか、レトロハードが登場しなくてしょんぼりです。もはやベッドの下からスーパー32Xが出てくることはないのでしょうか。


・氷結鏡界のエデン4 天上旋律
 著:細音啓 刊:富士見ファンタジア文庫


なにこの男ツンデレ。可愛いじゃないの。
前巻までの話とはちょっと趣を変えて、シェルティスが真面目にチームを組んで護士の任務に取り組もうとする話。そういや正式ルートで護士の仕事探すの、これが初めてですね。コネを利用するだけ利用するシェルティスのあざとさが、よく分かるというものです。いえ、冗談ですよ?

直接ユミィを守れなくても、側にいる任務をしたい! というシェルティスの我儘によって、急遽追加された4人目ことヴァイエルは、典型的な「なんちゃって不良キャラ」ですね。口は悪いけど根は優しいとかそんな感じの。ややテンプレっぽいですけど、背伸びしがちな華宮を、ぶつぶつ言いながらフォローするところは、いいコンビかなと思います。シェルティスみたいな強さがなくとも、華宮を助けるために全力を尽くす姿は、シェルティスといい対比になっていますしね。

また、ユミィ視点の話では、結界が出来る前の過去のシーンなどが出てきました。ユミィを過去に連れて行ったときの「赤の歌」詠唱や、「ミクヴァの機神」など、前シリーズ「詠使い」シリーズと繋がりそうな単語もちらほら。直接の続編や未来ということはないと思いますが、なんらかのクロスオーバーはするんでしょうかね。


・幻想譚グリモアリスVI かくてアダムに祝福を
 著:海冬レイジ 刊:富士見ファンタジア文庫


シリーズ完結編。

冥界の戦いはひと段落したものの、即座に地獄の軍勢が来襲し、人間界から天国への扉を開こうと進軍する中で、誓護が地獄の王である「光の王」を打倒すべく立ち上がる、という展開。

既刊で見られた時系列の入れ替えや、誓護の胡散臭い知略バトルなどはほとんどなく、基本は全編バトルで最終決戦まで進んでいきます……が、地獄の軍勢登場→敗走→最終決戦→勝利までを1冊に収めた関係で、物々しく現れた地獄の王たちがかませ犬のように敗退したり、意味不明な修行エピソードが挟まったり、秒で千秋と和解したり…と、とにかく駆け足気味の展開が目に付きます。
バトル要素も、「誓護が魔書使ったら魔力が消されて誰でも死ぬ」みたいな反則パワーで立ち向かうため、どうも盛り上がりに欠けるかなと。光の王とかほとんど見せ場なくないですか。もう1つの因縁バトルであるアコニットvs鈴蘭も、あっさりと終わってしまいましたし。あの程度の説教で改心するなら、今までこんなにこじれなかったんでは。

最後は一応の大団円で締めてはいるのですが……どうにも、無理矢理まとめました、というエンディングのように思えてなりませんでした。9冊出したシリーズの最終巻がこれではちょっと……


シリーズ総評

廃レーベルとなった富士見ミステリー文庫でシリーズを開始し、その後ファンタジアにレーベルを移したシリーズですが、レーベル移籍の際に舵取りを旧シリーズの「一応ミステリー」から「純粋現代ファンタジーバトル」に移したせいで、最後まで違和感が残るストーリーになりました。特徴である錯時法も、ミステリー時代は良かったのですが、バトルが始まってからは、ストーリーの邪魔になった感がありますし。
人気シリーズだったからこその、ファンタジアレーベルでの続刊だったと思いますが、正直同じキャラを使って別のジャンルをやる意義が見えませんでした。もうちょっと考えてもらいたかったかも。

シリーズ評価 下の上


・H+P(7) ‐ひめぱら‐
 著:風見周 刊:富士見ファンタジア文庫


ナンバリングついているのに実質短編集、しかも過去回想系とか、地味にイラっとするのは僕だけでしょうか。

ということで短編集です。オープニングで、子供になってしまった王女たちが「あの頃は楽しかったよね」で過去(という名の短編)を思い出す、という構成で、ドラマガ連載分3本+書き下ろし1本の計4本。一応エンディングで本編に繋がる話をしたので、純粋な短編集ではないのですが。

短編の内容は、基本ワンパターンなマンネリストーリーがほとんどで、ピコルの謎アイテムによって引き起こされるエロトラブルを、ヘタレな恭太郎が全力で回避するというもの。雑誌連載分とはいえ、もう少し変化をつけられないものでしょうか。

しかし、こういう構成の本は扱いに困ります。本編は進んでいないのに、読んでないと次の巻への繋がりが分からないという。だからこそのナンバリングなのかもしれませんが、個人的な希望では、短編は短編、本編は本編で、分けてもらいたいですね。
次巻はいよいよガイルーンの目的が明らかになるのでしょうか。あんまり期待しないで待っておきます。
08/30|読書な話題コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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