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書評 8/19 (読書な話題)
・“菜々子さん"の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕
 著:高木敦史 刊:角川スニーカー文庫


 個人的評価 中の上

・末代まで! LAP3 心霊温泉トレイニング・キャンプ
 著:猫砂一平 刊:角川スニーカー文庫


 個人的評価 中の下

・東京皇帝☆北条恋歌 6
 著:竹井10日 刊:角川スニーカー文庫


 個人的評価 下の上

・妄想少女4 もし葛本くんが萌えっ娘だったら
 著:東亮太 刊:角川スニーカー文庫


 個人的評価 中の上

・薔薇のマリア 14.さまよい恋する欠片の断章
 著:十文字青 刊:角川スニーカー文庫


 個人的評価 上の下

・官能小説を書く女の子はキライですか?
 著:辰川光彦 刊:電撃文庫


 個人的評価 下の上

・理想の彼女のつくりかた
 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!
 著:高村透 刊:電撃文庫


 個人的評価 下の中

そういえば、電車通勤中に消化するのがメインのせいか、文庫スタイル以外の本は読むのが遅れる傾向にあります。ハードカバーとか、講談社BOXとか。
ということで、ちゃんと発売日に確保しておいた猫物語(黒)も絶賛放置中。わざわざ本屋に取り置きまでしてもらったのに何をしているのやら。

ネタバレありのレビューは↓で。
・“菜々子さん"の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕
 著:高木敦史 刊:角川スニーカー文庫


小学6年生の頃に起こった事故で、身体の自由を失った少年・坪手と、本名を呼ばれると発作を起こしてしまう呪いに掛かった少女・奈々子さん(仮名)が、坪手少年の病室の中で、全ての原因となった3年前の事故について思いを馳せる、現代ミステリーラブストーリー。

…ミステリーとはまたちょっと違うかもしれませんが、話の大部分は坪手君が「事件」の真相を推理する、というものなので、一応カテゴリに入るかなと。

意識はあるけれど身体は動かせず、お見舞いに来た菜々子さんの言葉を聞いているしかできない「このごろ」と、事件が起こる前、まだ小学生だった時代の「あのころ」を交互に描写して、最終的に3年前の「事件」につなげていく構成が良いですね。「このごろ」の坪手君は動けない設定なので、その分精神描写に力を入れている感じ。

ラストの結末も、事件の真相を知ったけど黙っていようとする坪手君と、彼がたどり着いた真相がまだ不十分だということを知りながら、彼に呪いをかけるために黙っている菜々子さん、という構図が、実に「陰険」(誉め言葉)で素晴らしかったと思います。互いに互いを警戒したり利用したりしていますが、それでもこの2人を表する言葉は「純愛」なんだなぁ、と。読み終わったあとにはそう思えるはずです。

肝心の携帯電話のトリックというか顛末については、その前に描かれた坪手君の謎操作があからさま過ぎて、簡単に気付いてしまいましたが……あれ以上分かりにくくすると伏線にならないかもしれないですし、難しいところですね。


・末代まで! LAP3 心霊温泉トレイニング・キャンプ
 著:猫砂一平 刊:角川スニーカー文庫


夏なので合宿で水着回&温泉回。
存在だけはちらほら語られていた、お岩さんのかつてのパートナー、北海道のミヨちゃんが登場し、彼女が婆走に出るために必要な、さんクラスエンジンの「メリーさん」に、婆走に参加してもらうために、色々奔走するというストーリー。

前巻よりは全体に筋が通っていて、読みやすい展開だったかなと思います。お岩さんの嫉妬とかも、自然に絡められていましたし。ただ、やっぱりちょっと超展開というか意味不明なところがあって……たとえば終盤、メリーさんのレース参加を拒む母親・女将メリーさんが、人魚のリンを排除しようとする場面があるのですが、あそこでリンに矛先が向いた理由が分かりません。しつこく勧誘するミヨの仲間だったから、といえばそれまでかもしれませんが、会話も出来ないリンに対し、あれだけの敵意を向けるには、理由がなさ過ぎると思います。

…まぁ、もっと言うと、リンのエピソード自体丸ごと要らなかったんじゃね? と思わなくもないのですが……メインのメリーさん勧誘と、あんまり関連してないんですよね。リンとの出会いと別れが、メインストーリーから妙に浮いている感じがします。2巻よりはよくなりましたが、やはり1冊に含める設定やストーリーを、もう少しシェイプアップした方が良いのでは。


・東京皇帝☆北条恋歌 6
 著:竹井10日 刊:角川スニーカー文庫


いつの間にか来珠が報われないキャラになっている件について。
前巻ラストで記憶喪失になってしまった一斗の記憶を取り戻すため、恋歌たちが色々奮闘する……ように見せかけて、既存キャラはイマイチ記憶復活に役に立っていない第6巻。

序盤は記憶を取り戻すための旅行とか色々やってるんですが、中盤以降東雲が登場してからは、既存ヒロインは全員ストーリーからコースアウト。ギリギリ恋歌が生き残ってるかなくらいで、来珠やゆかり子はなんの役にも立ってません。
確かに、どちらも「もうすぐ消える」ことが決まっている、東雲&記憶喪失一斗の関係は、儚いムードがあって良かったのですが、記憶復活後の一斗は東雲を覚えていないため、今後東雲が重要キャラになるという前振りでもなかったですし……というか、これで記憶戻るんなら序盤の旅行編ばっさりカットしても問題ないじゃん、的な疑問も。

一応ラストで、ようやくストーリーが動いた感じで、今まで散々思わせぶりなシーンを描写しつつ、その実全く動いてなかった伏線や設定が動き出す気がしますので、次巻以降の怒涛の展開に期待します。ラブコメ分はもう恋歌とくっ付いちゃえばいいんじゃない?


・妄想少女4 もし葛本くんが萌えっ娘だったら
 著:東亮太 刊:角川スニーカー文庫


二次元から美少女キャラを呼び出すのではなく、自分が二次元世界に入ってしまえば良い、という新たな能力に目覚め、文字通り二次元に引きこもってしまった紗衣を連れ戻すため、光宏も紗衣の作った世界、「女子寮ミラージュ・ネル」へと乗り込んでいく、第4巻。

現実に存在する紗衣が、自画像の具現化であることに気付き、本物の紗衣を追って二次元の世界へ、という展開で、今回は光宏が紗衣に出会うことは出来ませんでした。上下巻の上巻と言ってもいいかも。
前巻くらいから改善された光宏の行動は、今回、「紗衣が好き」というモチベーションを得て、より芯が通ったように思えます。二次元に浮気することも(あんまり)なく、一貫して、紗衣に会い、現実に連れ戻すために行動していますし。

紗衣との再会や説得は次巻以降に先送りになっていますが、紗衣が引きこもった原因はもう分かってしまっているので、どういう構成にするのか気になりますね。二次元キャラオールスターズとのバトルも、一通りやっちゃってますし。説得して現実世界に戻ってから、また一波乱とかあるのでしょうか。父親説得的な。


・薔薇のマリア 14.さまよい恋する欠片の断章
 著:十文字青 刊:角川スニーカー文庫


マリアがいじけてマリアが嫉妬してマリアが悩んでマリアが「あいたいよ」って言ってマリアがうわああぁぁぁあああぁあ!

…という感じの14巻は、お察しの通りSIX打倒後の日常を描いた小休止編です。↑の文章から察せない人は置いていきますよ。

大きな戦いが終わって、いつもの日常に戻った面々が、成長したり嫉妬したりデートしたり告白したり恋焦がれたりする話の合間に、恐らく過去に起こった出来事がいくつか挿入され、またマリアの秘密を知るゴードン子爵も登場したりと、後書き曰く「終章」に向けての助走を開始したって感じですね。マチルダが示唆した通り、次からはまた大きなエピソードが始まるのでしょう。

日常編の見所は、やはりというか当然というか、マリアとアジアン。特にマリアはもう、色々破壊力が高すぎてヤバイです。SIXの血が覚醒して、どんどん強くなるルーシーに、いつもの嫉妬癖と自己嫌悪を発動させつつ、なかなか顔を見せないアジアンについて想いを馳せ、ついには独り言で「あいたいよ」ですよ。しかも、実際会っちゃったらやっぱりいつも通り素直にならないんですよ。ああじれったい、もどかしい。だがそれがいい。
マリアばかりではなく、アジアンもゴードン子爵がらみで見せてくれました。人間をやめてまでマリアの執着するゴードン子爵の手から、人知れずマリアを守り、マリアの秘密を教えてもらえる誘惑を断ち切って子爵を殺すところなど、彼の煩悶がガンガン伝わってきました。この事件が、いずれ何かの楔になりそうですが、終章が終わったとき、2人がいつも通りの関係でいてくれればいいですね。

マリア&アジアン以外では、ユリカがついに飛燕に告白したりとか、カタリが報われない恋を成就させようと頑張ったりとか。なんか、初めてカタリが格好良いと思いました。馬鹿で半魚人ですが、だからこそ見せられる魅力があるというか。いい加減魚魚と蔑まれるだけなのも可哀想なので、頑張って欲しいです。カタリ×アーニャ。


・官能小説を書く女の子はキライですか?
 著:辰川光彦 刊:電撃文庫


普通の高校生・真一が、1年ぶりに再会した幼なじみ・月が、亡くなった母親と同じ官能小説家を目指していることを知り、彼女の夢を叶えさせてやるため、月の秘密を守るべく協力することになる、現代ラブコメディ。

官能小説家を目指すことに反対する父親との賭けで、月が「卒業まで男装して学校に通い、誰にもバレないこと」を目指す、というストーリーで、一応男装物ではあるんですが……なんかこう…テンション上がりませんよね……
主人公だけが男装を知っている、というシチュが悪いわけではなくて、やはり一瞬でも、「男だと思ったら実は女の子だったのか…!」的なシーンがないと、男装物としてはイマイチだと思うのですよ。今回、主人公の真一は月の幼なじみ設定なので、初めから月の性別は知っちゃってるわけですし…
月も月で、男装が似合うようなキャラでもなく、無理してボクっ子演じるような子なので、正直あんまり惹かれません。

官能小説家周りの設定についても、「家が貧しい時期に、母親の官能小説の売上で助かった」というだけで、母と同じ道を選ぶというのが、ちょっと安易かなと。十代の女子に官能小説を書かせるのなら、もう少ししっかりした理由がほしい気がしますね。

設定の作りこみや男装物としての魅力など、全体的に中途半端な印象でした。せめて幼なじみ設定がなければ(ストーリー開始時に2人が初対面なら)ちょっと違ったんですが。


・理想の彼女のつくりかた
 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!
 著:高村透 刊:電撃文庫


中学時代の怪我で陸上の道を閉ざされた少年・直人が、「理想の彼女」として妄想ノートに書き綴っていた美少女キャラクター・紗耶香が、ある日突然現実に登場してしまい、紗耶香が側にいる生活がスタートする、現代ファンタジーラブコメ。

紗耶香の設定は全て設定ノートに書き込まれたことが元になっていて、きちんと設定しないとまともに意思疎通も出来ない、という設定は面白いと思います。味覚なんかもちゃんとノートに書いておかないと反映しない、とか。
ただ、ストーリーがちょっとまとまりがなく、登場キャラも無駄に多いので、全体的に落ち着きのない作品になっている印象。「設定」が不十分な紗耶香との生活で、発生するトラブルを解決するような現代物かと思えば、中盤以降は同じように「妄想を現実にする」能力を持ったキャラとのバトル要素が混じったり、幼なじみの女の子のトラウマ話が始まったり、どうも展開に付いていけません。
現実会周りの話も、正直あんまり意味があったとは思えませんし。

P数が399Pと、新人さんの初作品にしてはかなり多いのですが、その割にキャラや設定を使いきれていない部分が多いのは、やっぱり台詞シーンが冗長すぎるからでしょう。コメディなので多少は仕方ないんですが、もう少しコンパクトにまとめてほしかったところ。
タイトルにナンバリングが振ってありますので、続刊前提なんだと思いますが……うーん。続けて買うのは厳しそうな感じです。
08/19|読書な話題コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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