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書評 8/8 (読書な話題)
・ななかさんは現実
 著:鮫島くらげ 刊:ガガガ文庫


 個人的評価 下の中

・ラ・のべつまくなし 3 ブンガクくんと腐埒なるキホーテ
 著:壱月龍一 刊:ガガガ文庫


 個人的評価 中の上

・羽月莉音の帝国 3
 著:至道流星 刊:ガガガ文庫


 個人的評価 中の下

・えくそしすた! 3
 著:三上康明 刊:ガガガ文庫


 個人的評価 下の上

・テルミー きみがやろうとしている事は
 著:滝川廉治 刊:スーパーダッシュ文庫


 個人的評価 中の上

・がく×ぶる 5
 著:本田透 刊:スーパーダッシュ文庫


 個人的評価 下の上

週1の書評更新しかネタがなくなってきたとかなんとか。
ネタバレありのレビューは↓で。
・ななかさんは現実
 著:鮫島くらげ 刊:ガガガ文庫


漫画のヒロイン「ななかさん」に恋をした、自分はオタクではないと言い張るオタク少年・拓也が、偶然ななかさん似の美少女・七菜香と出会い、恋をする、現代ラブコメ。

2次元オタクの少年が3次元に恋をする、というのがストーリーのテーマのはずなんですが、ブツ切れでまとまりのない展開と構成のため、何がしたい話なのかあんまり伝わってきません。七菜香と親交を深めるようなイベントもあるにはありますが、全体的にボリューム不足で、拓也が七菜香に惹かれていく心境に感情移入出来ません。

おそらく、会話シーンがやたら冗長で、かつ所謂インターネットスラングを乱発しているのが原因でしょう。1つ2つアクセント的に混ぜるのならいいのですが、あそこまで多いと、会話のテンポも悪くなりますし、文章量も無駄に増えます。結果、ストーリーを十分に練りこめないまま、強引にラストの告白シーンに持っていったように思えました。
意味のないサブキャラとのイベントがあったのも痛かったですね。ライバルキャラとしての千比呂は七菜香との繋がりがなく、ライバルとして弱いですし、十紀乃に至っては存在意義すら皆無でしたので。

会話シーンメインのコメディは、それはそれで1つのジャンルかと思いますが、それだけで読ませるには相当のセンスや構成の妙が必要になると思います。残念ながら、この作品にはどちらも見られませんでした。


・ラ・のべつまくなし 3 ブンガクくんと腐埒なるキホーテ
 著:壱月龍一 刊:ガガガ文庫


シリーズ完結編。

続編の売れ行きが伸び悩み、新しい担当や明日葉との関係も上手く行かない中で、かつて諦めたはずの純文学への道を再び示され、純文学への復帰に揺れたブンガクが、改めて「ライトノベルとは何か」という命題について思い悩む、という展開。

この「ライトノベルって何?」という質問は、実際答えが難しい問題として知られてますね。僕は「漫画・アニメ調の挿絵のついた小説」と認識していますが、人によってまちまちでしょうし。
そんなあやふやな「ライトノベル」定義に悩むシーンは、純文学出身のブンガクらしい描写だったと思います。また、作中で他のライトノベル作家キャラの口から語られたライトノベルへの思いも、共感できるものがありました。最近多いですからね。一部をコピペして「ラノベひでえwww」とか煽るの。

明日葉とのベタっぽい、しかし王道なすれ違いも含みつつ、最後は「読者を喜ばせたい」という、どんなジャンルの作家でも共通する思いにたどり着いての締め。明日葉との仲違いや2次元アレルギー克服が、やや駆け足っぽくなったものの、エピローグも含めて、しっかりまとまった大団円と言えるのではないでしょうか。

シリーズ総評

純文学崩れのライトノベル作家と腐女子読者という、ちょっと妙な字面のカップリングながら、きっちり純愛していたブンガクと明日葉の恋愛に加え、ライトノベル素人のブンガクの目から見た、ライトノベルの構成要素(挿絵であったり、オタクなファンであったり)を、丁寧に描写した秀作だと思います。最終巻の「ラノベとは何か」については、ラノベ読者なら何かしら感じるものがあるのではないでしょうか。3巻で完結とお手軽ですし、是非一度読んでみてもらいたいかなと。明日葉可愛いし。

シリーズ評価 中の上


・羽月莉音の帝国 3
 著:至道流星 刊:ガガガ文庫


あれ、恒太が役に立っている。
国家転覆宣言の後、資金的に窮地に立たされた革命部が、なんとか海外の巨大財閥の助力を取り付けた矢先、頼みの莉音が倒れてしまい、残された4人でアクアスTOBを成功させなければいけなくなる、というストーリー。

今まで大言壮語しか吐かないダメキャラだった恒太が、ここに来てまさかの活躍。倒れたのをきっかけに、莉音も実は仲間のことを思いやっていたということが分かり、キャラクター関係はかなり改善………されたのかなぁ。
莉音の「実は仲間思いでした」については、前巻までの態度が余りにも酷かった上に、ほとんど伏線がなかったため、いきなり言われた感が強いですし、恒太、紗織についても、まだまだ「役に立っている」とは言い難い状態ですよね。覚醒した巳継は確かに頼もしくなってますが…

また、今後の方針として、新しく作る国のためにミサイル購入、防衛、核開発などに手を出していますが、これに誰も否定的な意見を言わないのも気になります。ちょっと前まで普通の高校生だった彼らが、いきなり「抑止力として核開発を行う!」と宣言されたら、大なり小なり抵抗があると思うのですが……顧問に就任した立花も、核開発については止めようとしませんし。
現代日本という舞台と、キャラクターの言動や思考が、乖離しすぎているんじゃないかなぁと。全部が全部現実に即さなければならないとは言いませんが、ある程度のリアリティがないと現代物にした意味が薄れると思うんですよね。とはいえ、これからはエスカレートしていくだけでしょうし…


・えくそしすた! 3
 著:三上康明 刊:ガガガ文庫


もう映画部設定は忘れた方がいいんじゃないか、というくらい、ストーリーに映画部が関わってこない第3巻。オープニングとエンディングで申し訳程度に拾われても…

ストーリーは、とあるきっかけであかりが開いてしまった門から、強大な力を持つ神格悪魔がやってきて、全生徒を巻き込んだ事件を発生させ、それにデモンたちが対処する、というもの。その最中、デレ始めてきたビスコとエリスが、デモンへの地味なアプローチを開始したりします。
ちなみにストーリーの半分以上、あかりは気を失っているので、もはやメインヒロインかどうかすら危ういという。

ビスコとエリスによって、ラブコメ分が若干増量してはいますが、ラブコメとしても現代ファンタジーバトル物としても中途半端で、1話でやったような日常系ドタバタの空気も減り、イマイチ何がやりたいのか分からない作品になりつつあります。ロキの手によってキャラの年齢が上下するイベントなんかも、大して拾われずに最終決戦に突入したりしますし…

ガガガらしいといえばらしいんですが……流石に次は買わないっぽいですねえ。


・テルミー きみがやろうとしている事は
 著:滝川廉治 刊:スーパーダッシュ文庫


修学旅行の最中、24人のクラスメイトが命を失った事故で、ただ1人生き残った少女・輝美が、亡くなったクラスメイト全員の魂を受け継ぎ、同じくバスに同乗していなかったため助かった少年・清隆と共に、彼らの「最後の願い」を叶える活動を開始する、現代ファンタジー。

死者の魂に導かれて、最後の願いを叶える、という設定は、色々なフィクション作品に見られますが、この作品は「叶える側」が普通の人間であることや、「叶えられる側」を、事故で死んだクラスメイトに限定しているところが特徴です。便利な特殊能力を持っていない輝美や清隆が、なんとかして死者の思いを生きている人間に伝え、願いを叶えようと奮闘する様は、実に切なく美しいものに仕上がっていると思います。

感情が希薄な輝美が、時に方向を間違えそうになるのを、清隆が指摘したり、輝美の口に出さない思考を、清隆が正確に読み取って話を合わせたりといった、「2人」の関わりも、丁寧にしっかりと描かれていて、惹き込まれます。

惜しむらくは、続刊前提なのか、輝美のキャラクターがほとんど掘り下げられなかったことでしょうか。輝美の過去なんかは、ダイジェストでちらっと出てきてはいるんですけどね。
まだまだクラスメイトの数は残っていますし、是非続刊してほしい作品です。著者の滝川氏はこれが久しぶりの新刊ということですので、やや不安ではあるのですが…


・がく×ぶる 5
 著:本田透 刊:スーパーダッシュ文庫


シリーズ完結編。
前巻ラストで倒れてしまった可夢偉が、男性不感症に繋がる心の闇に囚われていることを知り、実は伝説の忍者の末裔だった母親の手を借りて、美千緒たちが精神体となって可夢偉の心に入り込み、可夢偉を救おうとする、という展開。

…まあ、上記のあらすじを見れば分かるとは思うんですが……今まで多少の誇張はあれど、一応「現代ラブコメ」の範囲に収まっていた作品が、最後に突如「にんじゃの まつえいの ちからで せいしんせかいに だいぶ だ!」という話になったときは、正直どうしようかと思いました。せめて科学技術ならまだ……いやそれもねーな。

ということでトンデモ展開の中、可夢偉救出作戦が続くわけですが……なんというか、本気で美千緒役に立ってねーな、と。野球ゲーム勝負はななみが、麻雀勝負は沙耶とウテナが、最後の説得もウテナが、それぞれ活躍しているだけで、美千緒の見せ場はさっぱりありませんでした。ああ、最後にラスボスに体乗っ取られてピンチ招いたぐらい?

美千緒の出番は、前巻のウテナへの告白でもうあらかた終わっているとはいえ、一応の主人公に対してこの扱いは……

説得シーンも、今まで語ってきたことを言葉を変えて言っているだけのように見えて、どうもイマイチ。一番の見所が、やけに私情の入りまくった野球ゲーム編というのはどうなんでしょう。「細山田を5枚重ねても」とか、クレーム来ませんかね。というか、野球知らない人は通じませんよねあの辺の展開。

エピローグはウテナ狙いで決着したかと思わせておいて、ハーレム系ドタバタで締め。まぁ、このくらいしないと、当初メインヒロインだったはずなのに、超絶スピンアウトした可夢偉が可哀想ですしね。いいんじゃないでしょうか。

シリーズ総評

良くも悪くも、現代物ハーレムラブコメ。序盤はまだトラウマ克服の命題があった分、ストーリーに芯があったと思うのですが、後半、特に意味のない女装展開があったり、最終巻に突如忍術が現れたり、ブレまくった印象を受けました。ほぼラブコメ専用作家らしく、文章の安定度はさすがでしたが…

シリーズ評価 下の上
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