書評 11/23 (読書な話題)
・とある魔術の禁書目録(インデックス)(19)
著:鎌池和馬 刊:電撃文庫
個人的評価 中の上
・狼と香辛料 XIII Side Colors III
著:支倉凍砂 刊:電撃文庫
個人的評価 中の下
・偽りのドラグーンII
著:三上延 刊:電撃文庫
個人的評価 中の上
・蒼海ガールズ!2
著:白鳥士郎 刊:GA文庫
個人的評価 下の上
・クロノ×セクス×コンプレックス(1)
著:壁井ユカコ 刊:電撃文庫
個人的評価 中の下
そういえば、世間一般で「TS」ってどう定義されてるんでしょうね。漫画、ゲームなどを嗜む友人と話していて、女装物を「TS」と言われたのに違和感を覚えたんですが。
広義だとか狭義だとか、異性装はTS(Sexual)ではなくTG(Gender)だとか、その手の業界では色々問答があるみたいですが、個人的には男装・女装は「TS」と定義はしていません。ということで、TS物、という表現がレビューで出たときは、例外なく全て「異性の肉体に変化する」物だと思ってもらえれば。
あんまりその辺を細かく気にする方もいなそうですが。
ネタバレありのレビューは↓で。
著:鎌池和馬 刊:電撃文庫
個人的評価 中の上
・狼と香辛料 XIII Side Colors III
著:支倉凍砂 刊:電撃文庫
個人的評価 中の下
・偽りのドラグーンII
著:三上延 刊:電撃文庫
個人的評価 中の上
・蒼海ガールズ!2
著:白鳥士郎 刊:GA文庫
個人的評価 下の上
・クロノ×セクス×コンプレックス(1)
著:壁井ユカコ 刊:電撃文庫
個人的評価 中の下
そういえば、世間一般で「TS」ってどう定義されてるんでしょうね。漫画、ゲームなどを嗜む友人と話していて、女装物を「TS」と言われたのに違和感を覚えたんですが。
広義だとか狭義だとか、異性装はTS(Sexual)ではなくTG(Gender)だとか、その手の業界では色々問答があるみたいですが、個人的には男装・女装は「TS」と定義はしていません。ということで、TS物、という表現がレビューで出たときは、例外なく全て「異性の肉体に変化する」物だと思ってもらえれば。
あんまりその辺を細かく気にする方もいなそうですが。
ネタバレありのレビューは↓で。
・とある魔術の禁書目録(インデックス)(19)
著:鎌池和馬 刊:電撃文庫
裏の主人公とも真の主人公とも言われている一方通行編。
上条編は美琴が出てくるところだけが見所と言っても過言ではありませんが、一方通行編は一方通行が出てくるところだけが見所です。要するにほとんど見所なんですけど。
ということで、上条さんより主人公らしい一方通行が、相変わらず格好よく暴れて格好よく勝って格好よく負けていくエピソードです。自らを「悪」と自称して、誰かを守るために全てを敵にする覚悟で行動しつつも、客観的に見るとどうしようもなく「正義」な一方通行は、本当に素敵です。
ちょっと「偽悪者」ムードが鼻につくところもありますが、行動指針がぶれませんしね。たとえ打ち止め本人を敵に回そうとも、打ち止めのために行動するというのは、上条さんとは違う形で芯が通っているというか。いえ、上条さんも芯通ってますよ。主に天然スケコマシとかの方向で。
そして前回の一方通行エピソードで登場した浜面が再登場。かつ主人公ポストにランクアップ。一方通行とは別の戦場で、やはり愛する人のために戦ってます。……が、これはどうでしょうね。一方通行は序盤から登場していたということもあって、上条と対比する「もう1人の主人公」としてクローズアップされるのに違和感がないんですが、浜面は所詮ぽっと出ですからねえ……上条や一方通行よりイレギュラーだとか言われても、どうにも納得できない面が。
ともあれ、3人の主人公が集うはロシア。次はロシア編ですか。つまりあれですか、次回も美琴の出番はなし、ということなのかチクショウ何とか言え。
・狼と香辛料 XIII Side Colors III
著:支倉凍砂 刊:電撃文庫
短編集第3巻。別名ロレンスとホロのイチャラブ話再臨。
原作の台詞じゃないですが、まさに桃の蜂蜜漬けより甘い、ベタ甘ラブストーリーが3編。残りは2巻に登場した羊飼い・ノーラが、ロレンスと共謀して得た金をもって、他の街に移住しようとする中編が1編収められています。
本編ではコルがいるために控えめになっているホロ×ロレ話が存分に楽しめ……あれ、これ前にも言いませんでしたっけ。
そういえば構成的にも前回短編集と似た感じですね。イチャラブ短編&登場済サブキャラの秘話みたいな。なので感想も前回と同様になるのでしょう。
ということで、ロレンスとホロのラブSSが見たい人にはお奨めです。嫌いな人にはイマイチかもですが。
・偽りのドラグーンII
著:三上延 刊:電撃文庫
カバーイラストにクリス。カラー口絵の先頭もクリスのアップ。これはもう、メインヒロインがクリスだといっても過言ではありませんね。すいませんちょっと過言でした。
予想通りアダマスに騙されたクリスでしたが、性別バレイベントはなし。バレそうになって焦る系の話もなしということで、ちょっと不満でした。
まあ、多分話のメインはティアナの過去だとか、心の傷だとか、ジャンが増長と挫折を経て成長したりだとか、実は生きていた上に仇の部下になっていたヴィクトルだとか、その辺が重要なのだと思います。そして、メインの部分は伏線を出し惜しみせず、かといって見せすぎもせず、いい塩梅でストーリーが進んでいるなと思います。
でもやっぱりクリスが一番だと思います。自分の容姿に無自覚だったり無防備だったりする男装ボクっ子可愛いよ可愛いよ。……まー、なんかこのままいくと、アダマスに襲われそうな感じもしますけどね。あとティアナのせいでヒロインになれなそうな気もしますけどね。ジャンが「人間と竜」の二股をやってくれないかなと切に願う次第です。
・蒼海ガールズ!2
著:白鳥士郎 刊:GA文庫
男だということがばれた後も、その容姿から艦のマスコットキャラ扱いされ、仕事を割り振ってもらえないシューフェンの葛藤を描いた第2巻。
なんだ、とりあえず副艦長は少し変態度を下げた方がいい。
メインは上記の通りシューフェンの葛藤なので、レギュラークラスのサブキャラ掘り下げが行われなかったのが少し不満です。そこそこ長く続くシリーズになりそうではあるので、今後に期待でしょうか。
やや変化球なボクっ子ですが、シャーキーもそこそこいい味出してるんですけどね。前巻同様、いかんせん出番が少なくて勿体無いです。もっとサブキャラに光を。
・クロノ×セクス×コンプレックス(1)
著:壁井ユカコ 刊:電撃文庫
冴えない男子高校生・朔太郎が、高校入学式に向かう途中、見知らぬ女の子とぶつかってしまった影響で、なぜか身体が入れ替わってしまい、しかもその子の代わりに魔法学校に通うことになってしまう、入れ替わりTS系現代ファンタジー。
壁井ユカコ氏の新作&TS物ということで期待していたのですが……ううん。以外に朔太郎の順応が早いというか、戸惑ってるシーンが「授業はこんな感じに進んで3週間後」とかでさっくり飛ばされていたりするのが、なんともかんとも。
メインは「時間を巻き戻す魔法を使って、失敗した今日をやり直すうちに、どんどん歪みが大きくなってしまう」というストーリーなんですが、朔太郎がTSした意味がイマイチなかったというか。確かに、女子寮の代表者選挙が絡むので、女子でなければならないんですが……ううん。
ということで、TS物としてはやや微妙、な感じです。時間を扱う魔法学校という設定は面白いですし、純粋に話の内容としては、次に期待が持てる良作なのですが。ううむ。
著:鎌池和馬 刊:電撃文庫
裏の主人公とも真の主人公とも言われている一方通行編。
上条編は美琴が出てくるところだけが見所と言っても過言ではありませんが、一方通行編は一方通行が出てくるところだけが見所です。要するにほとんど見所なんですけど。
ということで、上条さんより主人公らしい一方通行が、相変わらず格好よく暴れて格好よく勝って格好よく負けていくエピソードです。自らを「悪」と自称して、誰かを守るために全てを敵にする覚悟で行動しつつも、客観的に見るとどうしようもなく「正義」な一方通行は、本当に素敵です。
ちょっと「偽悪者」ムードが鼻につくところもありますが、行動指針がぶれませんしね。たとえ打ち止め本人を敵に回そうとも、打ち止めのために行動するというのは、上条さんとは違う形で芯が通っているというか。いえ、上条さんも芯通ってますよ。主に天然スケコマシとかの方向で。
そして前回の一方通行エピソードで登場した浜面が再登場。かつ主人公ポストにランクアップ。一方通行とは別の戦場で、やはり愛する人のために戦ってます。……が、これはどうでしょうね。一方通行は序盤から登場していたということもあって、上条と対比する「もう1人の主人公」としてクローズアップされるのに違和感がないんですが、浜面は所詮ぽっと出ですからねえ……上条や一方通行よりイレギュラーだとか言われても、どうにも納得できない面が。
ともあれ、3人の主人公が集うはロシア。次はロシア編ですか。つまりあれですか、次回も美琴の出番はなし、ということなのかチクショウ何とか言え。
・狼と香辛料 XIII Side Colors III
著:支倉凍砂 刊:電撃文庫
短編集第3巻。別名ロレンスとホロのイチャラブ話再臨。
原作の台詞じゃないですが、まさに桃の蜂蜜漬けより甘い、ベタ甘ラブストーリーが3編。残りは2巻に登場した羊飼い・ノーラが、ロレンスと共謀して得た金をもって、他の街に移住しようとする中編が1編収められています。
本編ではコルがいるために控えめになっているホロ×ロレ話が存分に楽しめ……あれ、これ前にも言いませんでしたっけ。
そういえば構成的にも前回短編集と似た感じですね。イチャラブ短編&登場済サブキャラの秘話みたいな。なので感想も前回と同様になるのでしょう。
ということで、ロレンスとホロのラブSSが見たい人にはお奨めです。嫌いな人にはイマイチかもですが。
・偽りのドラグーンII
著:三上延 刊:電撃文庫
カバーイラストにクリス。カラー口絵の先頭もクリスのアップ。これはもう、メインヒロインがクリスだといっても過言ではありませんね。すいませんちょっと過言でした。
予想通りアダマスに騙されたクリスでしたが、性別バレイベントはなし。バレそうになって焦る系の話もなしということで、ちょっと不満でした。
まあ、多分話のメインはティアナの過去だとか、心の傷だとか、ジャンが増長と挫折を経て成長したりだとか、実は生きていた上に仇の部下になっていたヴィクトルだとか、その辺が重要なのだと思います。そして、メインの部分は伏線を出し惜しみせず、かといって見せすぎもせず、いい塩梅でストーリーが進んでいるなと思います。
でもやっぱりクリスが一番だと思います。自分の容姿に無自覚だったり無防備だったりする男装ボクっ子可愛いよ可愛いよ。……まー、なんかこのままいくと、アダマスに襲われそうな感じもしますけどね。あとティアナのせいでヒロインになれなそうな気もしますけどね。ジャンが「人間と竜」の二股をやってくれないかなと切に願う次第です。
・蒼海ガールズ!2
著:白鳥士郎 刊:GA文庫
男だということがばれた後も、その容姿から艦のマスコットキャラ扱いされ、仕事を割り振ってもらえないシューフェンの葛藤を描いた第2巻。
なんだ、とりあえず副艦長は少し変態度を下げた方がいい。
メインは上記の通りシューフェンの葛藤なので、レギュラークラスのサブキャラ掘り下げが行われなかったのが少し不満です。そこそこ長く続くシリーズになりそうではあるので、今後に期待でしょうか。
やや変化球なボクっ子ですが、シャーキーもそこそこいい味出してるんですけどね。前巻同様、いかんせん出番が少なくて勿体無いです。もっとサブキャラに光を。
・クロノ×セクス×コンプレックス(1)
著:壁井ユカコ 刊:電撃文庫
冴えない男子高校生・朔太郎が、高校入学式に向かう途中、見知らぬ女の子とぶつかってしまった影響で、なぜか身体が入れ替わってしまい、しかもその子の代わりに魔法学校に通うことになってしまう、入れ替わりTS系現代ファンタジー。
壁井ユカコ氏の新作&TS物ということで期待していたのですが……ううん。以外に朔太郎の順応が早いというか、戸惑ってるシーンが「授業はこんな感じに進んで3週間後」とかでさっくり飛ばされていたりするのが、なんともかんとも。
メインは「時間を巻き戻す魔法を使って、失敗した今日をやり直すうちに、どんどん歪みが大きくなってしまう」というストーリーなんですが、朔太郎がTSした意味がイマイチなかったというか。確かに、女子寮の代表者選挙が絡むので、女子でなければならないんですが……ううん。
ということで、TS物としてはやや微妙、な感じです。時間を扱う魔法学校という設定は面白いですし、純粋に話の内容としては、次に期待が持てる良作なのですが。ううむ。

